10月26日(日)、依存症やこころの病からの「回復」を社会に伝え、希望を分かち合う「第7回リカバリー・パレード「回復の祭典」in大阪2025」が開催されました。

当日は、靱公園・四ッ橋筋側広場に様々な依存症の方々や家族、支援者たちによるパレード参加者140名が集結。幸いにも雨の合間を縫ってのスタートとなり、参加者はそれぞれのメッセージをプラカードに掲げ、四ツ橋筋から御堂筋を南へ、難波までの道のりを歩みました。
ゴール直前で少し小雨に打たれる場面もありましたが、参加者の皆様からは終始笑顔があふれ、回復を分かち合い、希望を力強くメッセージできるパレードとなりました。沿道からも関心を持って声を掛けてくださる方もおられ、社会との繋がりを感じられる素敵なパレードとなりました。

パレードゴール後の13時からは、大阪市立浪速区民センターにてアフターフォーラムが開催され、こちらには160名の方にご参加いただきました。
フォーラムでは、まず様々なアディクションからの回復を歩む仲間や、そのご家族の皆様によるメッセージ・体験談に、参加者の皆様は深く引き込まれていきました。
続く基調講演では、ジャーナリストの永田 豊隆 氏(朝日新聞社 ネットワーク報道本部記者)にご登壇いただき、「回復の光を信じて 〜家族として、記者として〜」と題してご講演いただきました。ご自身の苦労の多かったご家族としての体験、回復への道のりはもちろん、メディア記者として薬物依存者やアルコール依存者へのスティグマを軽減するジャーナリストとしての役割、リカバリーが社会へ浸透するための重要な役割などについて、示唆に富むお話をいただきました。

最後は、コーラス隊による音楽イベントで会場が一つにまとまり、温かいムードの中で閉会となりました。
ご参加いただきました皆様、そして開催にご協力いただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
<開催概要>
* イベント名: 第7回リカバリー・パレード「回復の祭典」in大阪
* パレード: 靱公園 四ッ橋筋側広場 ~ 御堂筋 ~ 元町中公園
* アフターフォーラム: 大阪市立浪速区民センター

